これを知らなきゃ始まらない!
大学入試の基礎知識
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基礎知識 - 一般選抜
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学校推薦型選抜 - 大学入学
共通テスト
2021年度入試から、大学入試が大きく変わる。高校での授業も少しずつ変わっているので、何となく知ってはいるものの、まだピンときていない人も多いだろう。
大学入学共通テストってどんなテストなの?準備はどうすればいい?
大学入試について、リクルート進学総研所長の小林浩さんに聞いた!
\ こんなふうに変わる! /大学入試のポイント
社会で必要となる力を身につけるための「学び」
そもそもなぜ、大学入試が大きく変わることになったのか。その背景には、社会で必要とされる力が変わってきていることがある。
これまで、社会では一つの正解に効率よくたどり着くための、知識・技能の「習得」と「再生」(情報処理能力)が求められていた。
しかし、グローバル化・IT化が進み、主体的に知識・技能を「活用」(情報編集力)できることが重要になってきている。そのために身につけるべき力を「学力の3要素」と呼んでいる。
- 基礎的な知識・技能
- 思考力・判断力・表現力などの能力
- 主体的に学習に取り組む態度
この3つの力をつけるために、高校・大学・大学入学者選抜が一体となり、学びの内容や入試方法を改革する「教育改革」が進められている。
社会で必要な能力を身につけるために、高校や大学での学びも変わる。それに伴って、大学入試も変わるということなのだ!
「学力の3要素」を培うために、高校での学びも変わる
高校では、2022年度から学習指導要領が改訂され、必須科目や学習評価のあり方が見直される。
「高校では、“何を教えるか”ではなく、“何ができるようなるか”を考えていくようになります。高校生の皆さんが基礎学力を確実に習得し、さらに学びたいと思える意欲をもてるよう、『高校生のための学びの基礎診断』も導入されます」(小林さん)
ちなみに、高校の教科・科目構成については下記の3つが大きな変更ポイント。
これからの時代に必要となる能力を踏まえて、内容が見直されている。
- 俯瞰的・総合的な学び:「歴史総合」「地理総合」など。細かい用語を覚えるのではなく、まず俯瞰的・総合的に物事を見て学ぶ
- 探究型の学び:アクティブラーニングなど。自ら問いを立てられるようにする
- 言語学習:英語コミュニケーションをはじめ、自分の言葉で書ける、話せるようになる
大学入試のポイントは?
高校までに身につけた「学力の3要素」を総合的に評価するために、大学それぞれの入試と、共通テストの両方で改革が進められている。
「大学入学共通テスト」は2021年度(2021年度入学者のための入試)からスタート。
個別の入試も主に「学力の3要素」を総合的に評価する内容となっていく。
※2020年4月時点の高校3年生は、「大学入学共通テスト」の最初の対象となる
一般選抜/総合型選抜/学校推薦型選抜/大学入学共通テストのそれぞれについて、基本情報とポイントを紹介しよう!
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2020年03月31日時点の情報です。